ビスケット・フランケンシュタイン / 日日日

こっちのblogは初めての投稿ですよ。

そんな初めての投稿に使われた本は、
日日日さんの「ビスケット・フランケンシュタイン」
です。

他の本を読んでいた時に存在に気付きました。
最後の方のページに人間賛歌みたいな広告が書いてあったので、ジョジョ好きとしては興味が湧きました。

元々読んでいた本がミステリの本だったため、そういうミステリものを期待していたら、全然違いましたねー。

結論から言うと、面白かったです。
ただし、絶賛する程面白いかと言うと微妙といいますか...

もし、私が中高生だった場合、絶賛して周囲にオススメしまくっていたと思います。
性同一性障害とか、カニバリズムとか、人類絶滅とか、グロ描写とか、なんというか多感な時期にひっかかる内容がてんこ盛りだったためです。

ですが、年齢を重ねるにつれて、そういう内容の本も結構読むため新鮮味もなくなっていくのです。
そのため、読み進めていくにつれ、結末が想像出来るというか。

ただ、最後の流れは、唐突過ぎて、正直どうかと思いましたけどね。
人類はそこまで単純かなと。
人間賛歌を勝手に期待していた身としては、なんか違うのではないかと。

後、主人公が万能過ぎて笑ってしまいました。

と、あまり褒めていませんが、若い方やグロ系が問題ない方にはオススメです。

文章も軽快で読みやすいですしね。
基本主人公の過去の話を読んでいく短編連作みたいな感じになっています。
そして、それらがちゃんと絶妙に関係性を持っていて良かったと感じました。