河原町ルヴォワール / 円居挽

二週連続で土日があることのしあわせ。
仕事があることのしあわせ。
そんな今日この頃です。


円居挽の「河原町ルヴォワール」を読み終えました。

前作でミステリの期待はやめたのですが、読み物としては期待してるのです。
普通に面白いですからね。

本作はいっそうミステリから遠ざかりましたw
SFっぽい要素も出てきましたからね。

前作の最後で論語が予想外の行動に出ましたが、その行動の真相がわかったときは、本当に論語がかっこよかった。
そして、最後の撫子の対応も渋くてカッコよくて。
本当に痺れました。

そんなストーリーの良さもあるのですが、トリックというか、本作のメインのネタもビックリしました。
読むと驚くので、ネタバレなしで読んでほしいです。
そうネタバレが書けないので説明しづらいのです。
ルヴォワールシリーズは驚きが肝なので感想が書きにくい。

で、本作はルヴォワールシリーズの完結編でした。
これは、あとがきを読んで知ったのです。

確かに色々な伏線が回収されていきました。
まさか丸太町の伏線が回収されるとは...

最初から最後まで、読者に驚いてほしい、そんな気持ちが非常にびんびんと伝わって来るシリーズでした。
ロジックもしっかり考えられて書かれているし、キャラクターも個性が強いし、ストーリーは痛快だし、いつまでも読んでいたかった。
非常に面白かったです。
是非順番に全部読んでほしいシリーズです。

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