赤い博物館 / 大山誠一郎

PCを修理に出していました。
ネットは主にスマホで見ますが、ないとやっぱり不便ですね。
データが全部消えたので、それの復旧も面倒でした。
バックアップを取っておいたので救われた。


大山誠一郎の「赤い博物館」を読み終えました。

なかなかにパズルなミステリーでした。
短編集なのですが、それぞれ全てのお題が違うパズルなミステリーでしたね。
基本的に謎を解くのは厳しい短編ばかりです。
そんなのわからないよーとか、そんな馬鹿な・・・みたいな作品ばかりです。

ただし、変な作品であることは覚悟の上で読んだため、それほど不満は大きくありません。

この本を手に取った理由は著者の大山誠一郎の作品に思い入れがあったためです。

昔、「Logic x Logic」というPSPのゲームがありました。
これはミステリーの問題編だけが入っていて、回答はユーザーが考えます。
そして結果を投稿して、期限が来ると答え合わせの解答編が遊べるようになるのです。

このゲームの中にあるミステリーの一つを大山誠一郎が書いていて、これがなかなかに記憶に残る内容だったのです。
しかも、そこそこいいところまで解答に迫れた記憶があって嬉しかったのです。
その作品も変な内容でしたので、今回も覚悟して読めたのです。
ゲームは特殊なジャンルのため変な内容なのかと思っていたのですが、そんなことはなく著者の特徴でした。

真面目に解答を見つけようと考えないで気楽に読むのがいいと思います。
他に読む本がないのであれば暇つぶしにはなるかもしれません。

コメント