世界で最もイノベーティブな組織の作り方 / 山口周

あけましておめでとうございます。(今更感)
1月中に更新出来た、良かった。最近の時間の進み方の速さは異常です。特に何か特別な事はしていないのに・・・。iPad proとapple pencilを買ったといえば、買いましたが。


山口周の「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」を読み終えました。
新年最初に読んだ本が自己啓発系ってのはやる気が出るからいいっすね。きっと出ますよね！多分。

職場の先輩に面白いからと勧められて読んでみました。
確かに面白かったです。日本人がイノベーションが苦手なのではなく、日本の組織がイノベーションが苦手という内容が説明されています。
日本の組織と言ってもひとくくりには出来ないと思うのですよね。大企業もあれば、中小企業もあります。それなのに日本の企業とひとくくりにされてもね、と思いました。
でも、私の場合は、かなり当てはまっていて、参考になりました。
では、これでイノベーションが起こせるのかというと、多分出来ないです。

色々とモヤモヤした書き方が多かったのですが、組織へのダメ出しからもわかるように、本書はマネージメントやリーダーシップの事が書いてあります。
過去の歴史を元にこれは使えるとか、これを反省材料にしようと書かれていますが、都合の良い例ばかりですので・・・。
何より最後には勘の鋭いリーダーが必要って落ちでして。

確かにイノベーションを狙って起こせるなら、誰もが起こしているわけで、あくまで起こせる確率を上げるために出来ることが書かれているだけなのですよね。
ただ、それでも楽しめたのは、参考に出来ることがないわけではなかったのと、丁度今チームメンバーに苦労してるからですね。あいつらなんで意見してこないんだろう、何も考えてないのかなぁ？と思ってしまう今日この頃ですが、きっと私が見ようとしていなかったのかな？と思いました

ちなみに確率を上げるには以下を実行すればいいらしいですよ。そんなに不思議なことは書いていないですね。

• 上司に意見をしやすい環境
• 部下を見やすい上司のいる環境
• 異文化の人や、若い人(要は固定観念のない人)を入れた組織
• 優秀な実績がある人ではなく熱意ある人に任せる

そんなに人にオススメする本ではないですが、イノベーションというより過去のイノベーションの背景を知りたい人なら読んでもいいかな？と感じました。