ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 / 七尾与史

もうすぐ健康診断です。
週2、3で10km位走ってるのに痩せるどころか体重が増えています。筋肉が増えて体重が増えたのかと思ったら、体脂肪率が増えていて理解できないです。


七尾与史の「ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件」を読み終えました。

図書館で適当に本を探していたら本書を見つけました。著者のことは知らなかったのですが、殺人事件というミステリーっぽいワードとドS刑事という頭の悪い感じから選んでみました。タイトルって重要ですね。

結果ミステリーではあるのですが、ガチガチのミステリーを期待してはいけないです。ドSって付いているので私もそこまでのは期待していなかったため特に問題はないです。ただ、バカミスほど吹っ切れていなかったのはがっかりでしたが。

ミステリーのカテゴリで言うとミッシングリンクものになります。それぞれの事件にどんな関連があるのか。まさにタイトルの通りです。
ただ、ちょっと都合が良すぎるんです。だからミステリーとしては軽いと言う感想しか持てなかったのです。読者としては推理のしようがないんです。どんどんと新事実が発覚していくのですが、探偵役の人は超直感というか、ただの勘というか、どっちにしろ読者には納得出来ない理由で犯人に気付いていきます。だから置いていかれた感があるのです。

ただミステリーとして楽しまず、ラノベ感覚で楽しめば普通に楽しめると思います。それぞれのキャラがベタですからね。時々挟まれるギャグも著者が必死に頑張ったのだと思うと寒くても耐えられます(年寄りが必死に若者受けを狙ったんだと思うと切なくて)。

でも、この刑事はSではないということです!ただの性格が悪い痛い人です。別に人を責めることに快感を覚えてはいないですからね。

ミステリーを期待せずに軽く読める本をお探しでしたらオススメ出来ると思います。

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